僕がなぜ高野山で人力車を始めたのか

僕がなぜ高野山で人力車を始めたのか

はじめまして。高野山で『高野山巡礼人力車こくう』を起業しました
髙井良知(たかいりょうち)と申します。

これからこのブログで高野山の観光のおすすめや、
人力車から見える高野山の日常や風景を更新していこうと思います。

まずは簡単な自己紹介から、

1977年生まれ、てんびん座 AB型。

旅が好き、音楽好きで2002年から2005年の間、3年間イギリスのロンドンに住んでいた事があります。
体が動かすのも好きでハイキングや最近ではトレランにはまっています。

2012年に高野山で初のゲストハウス『高野山ゲストハウスKOKUU(こくう)』を開業しました。
祖父、父、兄と共に高野山真言宗の僧侶の家系です。

何故高野山で人力車を始めようと思ったのか?

  1. 宿泊以外のお客さんも利用できるサービスを!
  2. 町のサイズ感がちょうどいい!
  3. 渋滞や騒音を無くそう! 環境に優しい町つくり!
  4. 町にないものを作りたい、無いものは作ろう!
  5. ピンチはチャンス!補助金を活用。町の声を反映しよう!

①2012年にゲストハウスKOKUUを開業して以来、世界中から多くの旅行者に利用されてきたKOKUUですが、
2020年3月から今に至るまでコロナの影響で客足は激減してしまいました(泣)
高野山では年間宿泊客数は20万人超に対し、日帰り客数が120万人と圧倒的に日帰りのお客さんが多いんです。
以前から日帰りのお客さんに提供できる何かサービスが無いか考えていました。

②高野山の町は東西4キロ、南北3キロのコンパクトなサイズで、
人力車で走るのがちょうど良いサイズ感なのではないかと思った事。
これはのちに自分の考えが甘かった事を痛感します。。。

③以前から高野山で地域課題として挙がっているのが繁忙期での車やバイク等の渋滞及び騒音問題。
特に秋の紅葉シーズンになると町が激混みになり、
早朝から各宿坊で朝のお勤めをしている時間からバイクの爆音でびっくりする人もいます。
夕方17時を過ぎると元の静かな高野山に戻るのですが。。。
人力車のもう一つ良い点が環境にやさしい乗り物であること。

排気ガスも出ませんし、騒音も出しません。
電気も使いません、何しろ人力ですから(笑)

④この点に関しては以前、昭和初期まで高野山では実際、人力車が走っていました。
山内、いわゆる境内地への自動車等の乗り入れ開始により交通事情はじめ町並みも大きく変わりました。
もうすぐ100年前です。
新しく商売をする上で気を付けているのは高野山で現存している商売とかぶらない事。
ゲストハウスを9年前に開業した事も同じ理由です。
やるなら人と違う事をやりたい人です。

⑤数年前のインバウンドのシンポジウムで、
現高野町長が人力車を走らせたいとの発言を見つけました。
新しい事を始めるには町の協力、理解は大変重要です。

又コロナ禍で新たな販路拡大の補助金も利用しました。
確かにコロナ禍で宿泊業は大変ですが、
逆にこのタイミングが無ければ高野山に人力車が走る事はなかったと思います。

以上が僕は高野山で人力車を始めようと思ったきっかけですが、
通常、人力車というのは老舗の人力車で商売されている方に修行して、
その後独立される方がほとんどですが、僕は人力車の経験はZEROです。

これは無謀なのか、怖いもの知らずなのか笑。

まだまだ手探り状態ですが、こちらのブログで発展してく姿を
見せていければと良いと思います。

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